※1RMB=16JPY(1JPY=0.0625RMB)で計算
1日目の夕食時、住宿の経営者が確認してくれたところによると、住宿を出発するのは朝5時とのこと。
旅行会社の人?は6時と言っていたはずが、それは登山道の入り口に着く時間と判明。
各自逆算して、状況を認識した我々は口ぐちに叫びました。
「マジか~(真的码~)」「何時起き?~(几点起床~)」「なんでじゃ~(为什么~)」
1日目の夜、実はどうしても12時過ぎまで床に就くことができない理由がありました。
2日目のこの日が誕生日のメンバーがいて、
0時ちょうどから皆でプチサプライズパーティーを決行したからです。

当日早朝、全員が超~寝不足のまま起き上がり、5時に集合場所に到着。
真っ暗な中、ガイド2名の指示に従ってバスに乗り、
予定通り朝6時少し前に云谷寺站(yun2gu3si4zhan4)に到着。

ゲートをくぐって3名は歩いて登り、私を含む4名はケーブルカーを使うことに。
黄山は大陸でも随一の知名度がある上に、世界遺産に登録されていて、
入るのに115元(約1900円)もかかります。ただし、入場料は今回のツアー料金に含まれています。


ケーブルカーは別料金で、云谷索道(yun2gu3suo3dao4)は、シーズン時が大人80元(約1300円)、
オフシーズンが大人65元(約1100円)。今回はシーズン料金の80元。
ケーブルカーに乗るまで1時間待ちでしたが、
早い時間に登山道入り口に到着していたので、それほど待たなかった方でしょう。
何より、日本での待ち行列に比べたら「かなりマシ」です。

4人が7:35にケーブルカーを降りて待つこと1時間半。予想より早く、歩きチームが着きました。
聞いたら、ガイドさんが「急げ急げ」と声をかけるので「休むそばから登ってヘトヘト~」 とのことでした。


黄山三大主峰のうち、光明顶、莲花峰はどうやら制覇した感じ。
天都峰はスケジュールと体力面の都合で今回はパス。
ちなみに、黄山の地図は2元で売っています。なるべく買っておくことをお勧めします。

山頂付近では、ペットボトルの水が1本10元。通常の7,8倍の値段です。林檎でも1個5元。
そのせいか?キュウリがバカ売れ状態。
ルート的には王道というのはありますが、
複数のグループに対して適宜フォローしていた我々のガイド2名は当たりだと思います。
おかげでスムーズに回れました。
色々な手間や入場料、宿泊費を考慮すると、1人398元は高くはないです。

7名で一緒に3時間半ほど行動した後、天都峰に至る手前の玉屏楼で下り2チームに分かれました。
登りを歩いた3名は玉屏索道のケーブルカーで早々と下り、
私を含む4名は徒歩で下山(げざん)することに。

こちらは玉屏楼のそばにある有名な迎客松。
下りはもともと体重が足に来る上に、登りも下りもすべてコンクリートの階段のため、
余計に負荷がかかります。
予想通り、先に降りた3人と合流する頃には、両足にダメージが来てました。
女性2人はさすがに膝が笑ってました。
それでも、出来れば歩いて下山し、景色を楽しむことをお勧めします。

歩いていると、「猿に注意」のかわいらしい看板もありました。
去年の富士登山や表丹沢の尾根縦走したのと比較すると、黄山は楽勝の部類です。
登山靴は不要で、ウォーキング用のシューズで十分ですし、軍手も要りませんでした。
私からすると「登山」とはとても言えません。
逆に中国人が黄山に登るイメージで、日本で登山を考えていると危険すぎます。
今回は2日とも晴天に恵まれ、特に黄山の山頂からの景色は綺麗すぎました。
それと山々の距離感、さすがに2Dの写真では表現できません。
映像と実物は別物だと、またも再認識させられました。
ぜひ足を運んで自分の目で見てもらいたいです。
黄山の四绝「奇松、怪石、云海、温泉」のうち、今回は「奇松、怪石」を一応制覇。
云海は曇りの日でしょうから、四绝制覇には、もう一度は登ることになりますね。
ただ、旅行時は晴れ男の私に、云海日和は案外難しいかも。
翌日、下りを歩いた私達4名は、按摩で一緒に呻き声(うめきごえ)をあげたのでした(笑)
PR