ここでは、「実際に通じる中国語」のための記事を書きます。
【中国語は音楽】
私は中国語を音楽の一種と捉えています。
・発声では、同じ「ア」でも音程がずれると意味が通じません。いわゆる声調(せいちょう)です。
・聴力の点では、中国語は音が途切れなく続くのが、語の区切りを判別するのを難しくしています。
ですから、中国語では、『中国語オンチ』な状態から、『中国語を歌える』状態になるのが大切だと思います。
【困難な発音の独学】
多くの日本人にとって、中国語の最大の難関は発音と聴力。
私も中国語は発音が一番重要という認識がありましたので、
発音だけの一般書籍を使いながら独学していたのですが、なかなか身につきません。
というのも、よい音感の持ち主なら中国語の発音を習得できる可能性は高いですが、
そうでない『中国語オンチ』状態の人にとっては、自分自身で発音矯正を行うのと同じだからです。
【やはり対面講座】
半年ほど独学して、中国人講師の講座に通い始め、対面講座のメリットを実感しました。
1.中国人の生声はCDやDVDの音とは違います
・CDは何回再生しても同じ音ですが、講師の発音は毎回微妙に違いますし、講師によっても発音が違います。
・生の中国語を聞いていなければ、実際に生の中国語を聞き取るのは困難です。
2.発音のコツを学んだり、矯正ができます
・一般書籍に発音のコツが書いてありますが、書籍では得られないコツをその場で得ることができます。
・私が特に参考になったコツは、舌のどこに力が入り、どこに力が入らないか。
・また、一人ひとり発音の傾向は異なるので、矯正は一人ひとり異なります。
・発音でのつまづきや疑問など独学では解消できませんが、講座であれば答えが見つかります。
3.通じる発音を身につける
・独学で発音をやると、発音を何となく「習得したつもり」になります。
・対面講座ですと、実際に中国人に通じるか講師がこたえてくれます。この違いは大きいです。
・実際に中国人が聞いて、中国人が認識できる発音をしているかは、対面で確認するしかありません。
4.適切な順序で発音を学ぶ
・発音を書籍で学ぶ場合、選んだ書籍が適切でないと、特にピンインのルールの習得に手間取ります。
・例えば、aoeiuvの順に発音を学ぶことで、1つの規則を習得していたのだと後で気づきます。
【講座の選び方】
1.発音に重点を置いた講座を選ぶ
・発音クラスや発音を重視した入門クラスが用意されている講座が良いです。
・発音をお座成りにしては、実際に通じる中国語を身につけられません。
2.少人数クラスを選ぶ
・10名を超えるクラスでは、1人の発声機会が少なくなります。
・発音ではマンツーマンも避けたほうが良いです。クラスメイトへの発音矯正は、自分の参考になります。
・クラスメイトで発音が上手な人の発音を、直近の目標にすると効果的です。
3.レベル分けとカリキュラムがしっかりした講座を選ぶ
・レベル分けが多いということは、学習者のレベルのばらつきが相対的に小さいということになります。
・講座では教科書(あるいは教育手法)が明らかになっていることが大切です。
4.クラス替えができること
・複数クラスがあるなら、自分によりあった講師とクラスメイトのクラスを選びましょう。
・全くの初学者は、講師歴が長く教え方のコツを多く知る講師が良いでしょう。
・クラスメイトも重要です。発音ではリラックスでき且つ、集中できるクラスがよいです。
PR